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=トンプウブログ=  Web shop "中華雑貨 東風" の店主の雑記帖です♪ 新商品入荷の情報などをお知らせしています。
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さまざまな賞を獲得したという話題作、
「少年の君」が、なんとこの田舎の映画館で
上映してくれるというので(一週間だけだけど)、
早速行ってきました=3=3
結果、評判通り非常に素晴らしい作品で、
期待を裏切りませんでした。超おすすめです!



目を背けたくなる壮絶ないじめや、ネグレクト、
過酷なまでの受験戦争であるがゆえに、
受験のためなら多少の悪事は見逃してくれ、
と土下座して頼み込む親や子ども。
詐欺まがいのネット通販、そしてIT時代というこ
ともあり、スマホの存在意義は欠かせません。
人の不幸を平気で撮る学生たちの恐ろしさ。


現代中国の抱える問題を描いていて、
重いテーマに息苦しいほどの内容だったけれど、
たくさんの人に見て欲しいと思うくらい、
それほど良かったです。
主人公の若い二人の必死に支えあう姿に
心打たれます。
ラストはどうかハッピーエンドであってくれ、
と見ている間ずっと願っていました。

ロケ地は重慶だと後から知り、結構好きな街なので
もう少し景色をよく見ておけばよかった、
とちょっぴり悔しい思い(^^;)
その昔訪れたときの、あの空気感が蘇りました。



そして、エンディングに流れる曲が、
グッときてこれまた素敵なんです。
検索したら、”岑寧兒”の”fly”という曲でした。
やさしく穏やかな曲調で、とても気に入ったので、
最近は彼女の曲をよく聴いています♪



おまけ:

館内のエレベーターで乗り合わせた、
見知らぬおじいさんに突然話しかけられました。
(田舎あるある☆)

「あなたも”キネマの神様”?」
「え?あ、いえ、私は”少年の君”です」
「ああそう、あれも面白そうだよねえ」

と、すでに内容をチェック済みのようでした。
ふと、おじいさんの手元を見ると、
映画館のスタンプカードと、映画料金分の
現金が握りしめられていました。
きっと、しょっちゅうここへ足を運んで、
さまざまな作品を鑑賞しているのでしょう。
映画好きな方とお見受けしました。

ちなみに、この日は平日の午前中だったけど、
少年の君を観に来た人は、10人以上いました!
少なっ、と言うなかれ、ウッディ・アレンの
作品だって3人くらいしかいないんですから☆
マイナーもので10人は多い方なんです(^^;)

もっと中国映画を扱って欲しいけれど、
(あ、台湾や香港映画もね)
でも少年の君みたいな良作を、テレビではなく
映画館で観られただけラッキーなんだと
思わなくちゃいけないなあ〜。







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ワン・ビン監督の映画「鉄西区」を見ていたら、
使い古したホーローマグが次々出てくるので、
おおっ、と思わずキャプチャとってしまいました☆




工場で働くおじさんたちが、
休憩所でくつろいでいるシーンに、
こうやってなにげなく登場するんです(^^)




いかついおじさんだけど、
使ってるマグはとても可愛い絵柄♪




ネコ柄(*^o^*)
そばにタバコがありますね。このギャップ☆




ただ真っ白なシンプルマグ。
使いこんでいて、あちこち塗装がはげてますね。




これはよーく見るとダブルハピネス柄っぽい?
このチープな保温瓶も懐かしい!
はるか以前に、当店でも販売していたことが
ありました。。

これ以外にも様々な場面で、いろんなホーローマグが
出てくるのですが、画像があまり鮮明ではないため、
残念ながらキャプチャ断念(-_-;)




おまけ♪
上着についているカタカナは。。
セーターならぬ、セーダ?(^^)



今回、ネット配信見放題プランで、
ワン・ビン作品の「鉄西区」「鳳鳴」「無言歌」
「三姉妹」「収容病棟」「苦い銭」を見ましたが、
いや〜ハズレがありませんでしたねえ〜。
どれも興味深くて面白かったです(^_^)

すべてに大きな起承転結があるわけでもなく、
効果音もなく、煽った感じがあるわけでもなく、
「鉄西区」なんて三部構成で9時間もあるのに、
「鳳鳴」は、おばあさんがひたすらず〜っと一人で、
3時間も話しているというだけなのに、
その長さでも飽きることなく最後まで釘付けでした。

欲を言えば、これらを映画館で見たいなあ〜。
まあ田舎じゃ無理ですねえ。。

そして、現在公開中だという新作の「死霊魂」は、
なんと「8時間」もある作品なんだとか☆
うひゃあ〜(*o*;)
でもこうなったらもうこれも見てみたい=3






突然ですが、最近読んだ中国関係の本で、
特に面白かったものをご紹介したくて、3冊ピックアップ♪
(もう読まれた方も多いのでは、と思いますが)




「食いつめものブルース」良かったです〜。
著者と農民工たちの、飾り気一切無しのやりとりを綴った
ノンフィクション。リアルな息づかいが伝わってきて、
その場に自分がいるような感覚にさえなります。
こういった内容の本は、昨今売れにくいと思われますが、
よく出版してくれました。
「転がる香港に苔は生えない」がお好きな方にはドンピシャ
じゃないかしら。超オススメです。




「戸籍アパルトヘイト国家・中国の崩壊」は、
著者自ら農村に入っていったフィールドワークなどを
元に書かれた本。帯に「農民は蜂起する」とついていますが、
個人的には、ちまたにあふれる”中国崩壊論”ものはちょっと
食傷気味なんですけど、こちらはそういう煽り本とは
少々違っています。
内容に対しては賛否両論あるようですが、
一読の価値ありだと思います。




そして、ベストセラーの「中国4.0」。
ルトワックは「戦争にチャンスを与えよ」も
なるほど!と思う部分も多くて面白かったですが、
中国中心ということでこちら。
大国は小国に勝てないんです。



いずれにしても、今の中国は日々目まぐるしく変化してるので、
将来はこうなる、とは誰も断言できないんじゃないでしょうかねえ。
こうなるだろう、という希望的観測はありますが。。
ほんとどうなっていくのでしょう。










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